『伝えることから始めよう』書評|伝えると伝わるは違う

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書評

 

✔︎過去や未来のことで悩みがち
✔︎伝えたつもりが相手に正確に伝わっていないことがよくある
✔︎すぐ諦めてしまう

そんな方に読んでほしい。

 

今回紹介する本は

『伝えることから始めよう』です。

 

 

日本一有名な通販番組と言って過言ではないでしょう『ジャパネットたかた』。

 

その創業者「高田明」が書き下ろした初の自叙伝になります。

 




『たった一人の熱狂』はどんな本

高田家の家業である「カメラのたかた」を手伝い始めてから、日本全国に名が知られるようになるまでが書かれています。

 

文体が話口調になっており、高田さんが優しく語ってくれている気持ちになります。

読書が苦手な方でも読みやすいです。

 

タイトルの『伝えることから始めよう』について。

 

高田さんといえば、ジャパネットたかたの名物司会。

 

テレビの向こう側に商品の魅力を伝えるお仕事を何十年も勤めてきました。

 

「伝える」と「伝わる」は違うんです。

「伝える」の主語…情報を発信する人
「伝わる」の主語…情報を受信する人

主語が違うんです。つまり

「伝えた」つもりが「伝わっていない」ことがある。

 

これだと通販で商品はなかなか売れません。

 

どうしたら正確に相手に伝わるのか、高田さんの考えが非常に参考になりますのでぜひ読んでみてください!

 

第1章と第2章では、父が経営していたカメラ店を手伝い始めてから、ラジオショッピングを始めるまでの話。

第3章以降はラジオショッピングからテレビショッピングに繋がり、「なぜ、伝わることが大切なのか」についても触れられています。

 

 

著者「高田明」ってどんな人?

【高田明】
〜北の町から南の町まで 素敵な夢を届けます 心安らぐゆとりの生活 電話一本かなえます ジャパネットジャパネット 夢のジャパネットたかた〜
このフレーズ、耳にしたことある人多いんじゃないでしょうか?日本一有名な通販番組と言っていいでしょう『ジャパネットたかた』の創始者。
大学卒業後は別の会社に就職しましたが、退職してお金もなくなったため実家に戻ってきました。実家は長崎県平戸。町の小さなカメラ屋さん「カメラのたかた」を営んでいました。その当時、平戸は観光業が盛んで、家業が忙しかったため、とりあえず手伝うことに。手伝うだけの予定でしたが、地元で知り合った方と結婚し、支店を任されるまでになりました。その後は商圏を広げるべくラジオショッピングを始めて、より皆さんに情報をお届けできるよう、テレビショッピングに挑戦。できることは何でもやって、一代で日本一有名な通販会社に成長しました。
2015年に長男に社長の座を譲り退任。

実は英語が得意。

大学時代はESS(英語研究部)に所属していました。

さらに大学卒業後入社した「阪村機会製作所」に勤めていた頃、海外駐在を経験しました。

英語がきっかけで電磁辞書が爆売れした時があったそうですw

 

『伝えることから始めよう』書評

本書の書評を引用も交えて紹介します。

目の前のことに全力で取り組もうと思った

私は過去未来を非常に気にする傾向があります。

高田さんは目の前のことに全力を注いできました。

 

過去は変えられない、未来は誰にも予測できない。

それなら考えたって仕方がない。

 

今に全力を注げば結果がついてくる、次につながっていく。

 

私は、今の「ジャパネットたかた」があるのは、「今を生きる。」ということを一生懸命やってきた結果だと思っています。その私はこれまで目標というものを持ったことがないんですよ。ただ、そのときそのとき、今やるべきことを見つけて、それを一生懸命に、自分の能力の200%、300%を注ぎ込んで、取り組んできただれでした。「今を生きる。過去にとらわれない。未来に翻弄されない」より

目標は持つべきだと信じてきた私は衝撃を受けました。

目標を持たずにここまで会社が大きくなるかね、って。

信じられませんが、本書を読めば納得できます。

 

100枚しか売れなくても、それが悪いわけじゃないんですよ。どうして100枚しか売れなかったんだろう、と考える今を生きていれば、どうすれば200枚売れるだろうって、人は考えるようになるんですよ。
「一生懸命に生きていると、課題が見えてくる」より

カメラ屋時代、あまり写真が売れなかった時を想定した話。

ある日100枚写真が売れました。普段500枚売れることもあります。

 

正直失敗した日ですよね。今日は売れなかったな、残念。で終わることもできます。

 

「なぜ100枚しか売れなかったのか」を考えてみる。

どうすればひとりで2枚3枚と買ってくれるのか考えてみる。

 

ここでも高田さんは目の前の課題に必死に取り組んできた。毎日一生懸命に生きてきた。だからジャンプアップできたのです。

 

売る商売のみならず、仕事全般に通ずる話かと思います。

 

うまくいかなかった原因を一生懸命考えてみるのです。その繰り返しが、いつかやってくるかもしれない成就につながるでしょう。

 

私が思っていることを口に出すと、「そんなのできない」と言われることがよくありました。しかし、私は、できないと決めているのは、その人自身だ、やろうとする前から、できないと決めつけていては何もできないと思っていました。本気になって、死にものぐるいになれば、大抵のことはなんだってできるようになると思うのです
「自己更新を続ける企業」より

高田社長が言っていると重みがあります。

小さなカメラ屋さんから「ジャパネットたかた」にまで成長したのですから。

 

常に自己更新を続けていく。

今を全力で生きる。

 

毎日仕事に追われていると、自己更新を怠ってしまいますよね。

何か挑戦しよう、そう思っても「どうせできっこない」「時間がない」言い訳が頭から離れなくなる。あるあるです。

 

私もそろそろ重い腰を上げて死に物狂いでやってみようかな。

 

相手への伝え方を意識しようと思った

自分が伝えたつもりでも相手に伝わっていないこと、みなさん経験ありませんか?

私はけっこうあります。

 

伝わらない原因はなんでしょうか。

 

私の場合、声が小さい、語彙力が低い、表現がへた、などたくさんあります。

 

伝わっていない時、つい相手のせいにしていませんか?

もちろん相手が聞き耳立ててない場合もあります。

でも、今一度こちらの非がないかも見つめ直してみてはいかがでしょうか。

 

私たちが商品の本当の魅力を、お客さまに「伝える」ことだけではなく、その魅力が「伝わる」ことを本気で考えていたー「伝えたつもり」で終わってしまったら、商品を買っていただくことはできない。それが、ラジオ・テレビショッピングを通じて、私が一番学んだことでした。
「はじめに」より

「伝えたつもり」が一番怖いですよね。

お互い行き違いがあるので、実際に被害に遭わないと気づくこともない。

 

そんな経験を積み重ねながら、商品の魅力をしっかりと伝えることさえできたら、商品が見えなくても、手に取ってみることができなくても、高額な商品を売ることはできると確信していきました。業界の常識にとらわれず、偏見を持たずに商品の魅力さえ伝われば売れると信じて、果敢にチャレンジしてきたから、道が拓けたのかもしれません。
「常識にとらわれず、なんでも売ってみる」より

高田社長がラジオショッピングをしていた頃の話。

 

当時、ラジオショッピングでは1万円以上の商品は売れないのが常識でした。

商品を直接手に取れない販売方法ですので、高額商品は扱うのが難しいんですね。

 

高田社長はその常識を知らずに、パソコンやカメラを扱ったそう。

えらい売れたそうで、メーカーもびっくりされたとのこと。

 

通販業界のみならず、どの業界にも常識というものがあります。

 

常識ってなんなんでしょうね。

 

常識とは、一般の社会人が共通にもつ、またもつべき普通の知識・判断力。
コトバンクより(https://kotobank.jp/word/常識-79273)

私的には、内容によっては守る必要はない。と考えます。

 

守るべき常識も当然あります、が破ることでメリットが生じるケースも多分にあるのです。

「常識=守るもの」は思考停止していると思います。

「常識は破るもの」って言葉もありますね。

 

自分の周りにある常識を一度疑ってみて、自分で守るか破るか判断してみてはいかがでしょうか。

 

近年、しきりに地方創生ということが言われています。聞いたことありますよね。大臣までいますよ。いいことだと思いますが、ちょっと待ってくださいとも思うんですよ。地方創生なんてしなくても、すでに地方にはいいものがたくさんありますよ。知らないだけじゃないですか、って思うんです。
「伝えなければ、ないのと同じ」より

日本では都市と地方とのギャップが問題になっていますね。

都市部に人口が集中して、地方が衰退しています。

 

解決の鍵が「地方創生」です。

 

地方創生には、地方の良いところを発信しなくてはいけない。

そこに住む人は普段からそこにありすぎて気づかないのかもですが、地方には都市部の人間からすると価値があるものがあるでしょう。

 

また、気付いたとしても、みなに伝えなければ、その良さはないのと同じなのです。

 

これは地方創生に限った話ではない。

 

営業職は商品を売らなくてはいけない。そのためには商品の良さをお客さまに知っていただく必要があります。

 

伝わらなければその魅力はないのと同じなのです。

 

どんなシーンでも、伝え方を意識したいと思います。

 

できない理由でなく、できる理由を考える癖をつけたい

なにか壁にぶつかった時、ついできない理由を考えてしまいませんか?

 

高田さんも何度も壁にぶつかりました。その度にできる理由を考えて、実行して乗り越えてきました。

 

テレビショッピングにて、自前のスタジオを用意するときなんか壁だらけだったそう(詳しくは「スタジオ建設ーできない理由ではなく、できる理由を考える」を読んでみてください)

 

できない理由考えた方がラクなんです。やめちゃったらそれで終われますから。でもそればかりだと成長できません。

 

できる理由を一生懸命探してみよう!

 

多くの人は失敗そのものではなく、ベストを尽くさなかったことを後悔するのではないでしょうか。私は、失敗というのは一生懸命にやらなかったことだと思っています。一生懸命やっても結果が出なかったときには、失敗ではなく「試練」という言葉を使います。そういう試練を乗り越えて、人も会社も大きくなっていくのではないでしょうか。
「一生懸命にやった失敗はないーカタログショッピングと新聞折り込み」より

すごくいい言葉。

 

自己啓発本で割とよく出る話ですよね。やらないで後悔するよりやって後悔した方がいい。

 

失敗を恐れて挑戦を躊躇ってしまう、私けっこうあります。

失敗するとあとあと大変、失敗を他の人に見られるのが恥ずかしい、挑戦しない理由なんてたくさん出てきます。

でも失敗を失敗と思わなくなれば怖いものないかも。

次のアクションに繋げれば良い。

 

3行ノート

①伝える相手のことを考える
同じ商品でも、伝える相手によって欲しがっている情報は違う。
相手を想定しなければ、ゴールを設定せずに走り出すのと一緒。
普段の会話から意識していきたい。
②今を全力で生きる
過去は変えられないし、未来のこともハッキリとは予測できません。
変えられるのは今だけ。
何気なく時間を浪費してしまうのはやめたい。
毎日やったことを書き留めている、もっと埋めれるようにしたい。
③できる理由を考える癖をつける
何かとできない理由を見つけてしまう。そんな人生を歩んできた。
時にはできない理由で逃げるのも良いとは思います。大事。
でも癖になると、しんどくなってくる。
時には逃げずに、できる理由を考えてチャレンジしたい。

 

3行ノートとは?
私は本を読破するたびに「3行ノート」をとっています。
これは『メモで自分を動かす全技術 高田晃著』で紹介されていたもの。
本から学んで終わりではなく、実際に行動に移すためのノートです。
本から学んだことの中から3つだけ「これからやっていこう」と思った項目を厳選するだけ。
私はもう少し広いニュアンスで「本から学んだ、自分にとって特に大切なこと3選」みたいにして書いています。

 

《今回紹介した本の情報》
タイトル:伝えることから始めよう
著者:高田明
定価:本体1,600円(税別)
出版社:東洋経済新報社
目次:
第1章 今を生きる
第2章 どんなこともつながっている
第3章 できる理由を考える
第4章 伝わるコミュニケーション
第5章 自己更新

 

 

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