『怪獣人間の手懐け方』のあらすじ紹介〜怪獣人間から得た交渉メソッド〜|書評

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書評
調べるぺんぺん

来週あの企業に新規営業行くんだけど、どうやって成果を持って帰ろうか

めんどくさい上司がいるんだよ。どう付き合えばいいのか

調べるイッヌ

営業のあの人、いつもとんでもない大物から仕事ってくるんだ。何が違うんだろう

営業・外回りにとって相手との付き合い方は永遠の課題ですよね?相手が偉い人なら尚更。

相手は個人、中小企業の社長からいくつもの会社を率いる取締役まで。

 

今回紹介する著者は「偉い」では収まらないような

怪獣人間

に出会い人生が変わった方の本です。

 

 




本の紹介

今回紹介する本は

『怪獣人間の手懐け方』箕輪厚介著

になります。

✔︎取引相手と上手く付き合う方法が知りたい方
✔︎怪獣人間とどう出会うか知りたい方

ぜひ読んでいただきたい!

著者について

『箕輪厚介』
1985年に東京都にて生まれる。
大学卒業後双葉社に入社。さまざまな「怪獣人間」の本を編集する。
自身も「死ぬこと以外かすり傷」を発売。
出版業からだけにとどまらず、実業家としてラーメン屋「箕輪家」を立ち上げたり、オンラインサロン運営など多岐に活躍。

 

↑箕輪さん自身が本書について語った動画です。

 

本の内容紹介

全体的に怪獣人間について、定義から出会い方、付き合い方が語られている。また後半は仕事関係でよく聞く悩み相談コーナーがあり、最後に箕輪さんが実際に出会った怪獣人間が紹介されている。

箕輪さんは怪獣人間を『誰も見たことがない「原色」を出すことができる人』と定義しています。そして我々一般人が怪獣人間になろうとしても、努力では越えられない壁があるとも述べています。

我々とは世界が違うのです。

つまり、怪獣人間と付き合うには常識的な付き合い方じゃ相手にされません。

私が今後怪獣人間に出会うかは分かりませんが、この本を読んで私は、一般人が仕事・プライベートで交流する方法にも落とし込めると思いました

ジル
ジル

長年いろんな怪獣人間と仕事をしてきた箕輪さんが実践した懐への入り方が読んでいて面白かったです。

 

印象的な箇所6選

『圧倒的成果は仕切りの外側にあるのだ』
よく「変わりたい」という人もいるのだが、本を読もうが講演会に行こうが、同じ環境にいては変わることはできない

ジル
ジル

これハッとさせられました。ブッ刺さりました。常識的な環境で過ごしていると自らも知らず知らずにそうなりますね。

仕切りの中にいると怪獣人間に出会う機会を失います。

 

『インタビューがネットに上がった瞬間に読み、1分後にはツイッターで「本やらせてください!」とリプを飛ばしていた』
世の中の動きは速い。誰もが常に動き続けている。SNSをうまく使う。そうしないとタイミングを逃す

ジル
ジル

昔と違って今はSNSを通じて著名人と直接繋がれる時代。スピード感が求められますね!

スピード感については今まで読んできたビジネス本で結構語られています。つまり重要。

 

『断られてからが交渉スタート』
たとえスタートで転んでしまったとしても、それは長い物語が始まっただけだ
あらゆるものごとは、失敗がスタートなのだ

ジル
ジル

私は静かで臆病なタイプですから、失敗を恐れて行動できない時が多いです。

 

『コミュニケーションの基本は相手第一主義なのだ』
初対面が「相手にとっていい時間」になるように相手のことを考え小手先ではない分厚さで、相手にとって意味のある提案をする

ジル
ジル

私のような奥手で静かなタイプは得意かもです。

静かなタイプの人間は相手の感情を読み取りやすく、準備をするのに長けています。

『「静かな人」の戦略書』のあらすじ紹介〜内向型はリーダーに向いている〜|書評
今度初めましての人と打ち合わせあるけど緊張するなあ同僚のあいつ、あんなに上司と打ち解けてすごいなあ。僕は目上の人と話すの得意じゃないから…今度みんなの前でプレゼンするんだけど緊張して最近眠れないんだよねこの世の中って内向型には生きづらいよな...

↑『「静かな人」の戦略書』の書評記事です。

 

『人間が人のことを信頼する時は、自分以上に自分のことをわかっていると感じたときだ』

「この人はやたらこんな話をするなあ。実はこう思っているからで、本心は逆にあるんじゃないか」と推測し、表に出ている現象から裏の意図や弱み強みが想像できる

ジル
ジル

これも先ほど紹介した『「静かな人」の戦略書』に紹介されている、静かな人間の強みにつながりそうな内容。私にもできるかもと思いました。

 

『嫌われたら仕方ない』
無理して誰かに合わせようとしたら、悩みが尽きることはない

ジル
ジル

『262の法則』って知っていますか?どんな人間でも2割の人には好かれて、6割にはどっちつかずに思われて、残り2割には嫌われるというもの。

私もかつて誰にも好かれようとしていた時期がありました。

しかしある日長く付き合っていた友人に裏切られた過去があります。

しばらくマジで落ち込んでいましたが、『262の法則』を知ってから少しスッキリしました。

ジル
ジル

なのでこの話はすごく同調できました

最後に

本書は怪獣人間についての本ですが、私たちのような一般人にも落とし込めます。

例えば、なにか交渉ごとをする際、特に私のような静かで奥手なタイプは失敗を恐れてスタートが切れません。

しかし失敗もスタート地点。「なぜ失敗したのか?」を考えて再交渉すればいいのです。

また交渉をするにあたって重要なのが「相手第一主義」です。相手以上に相手のことを知る努力が大事。

しかしその中でも自分の軸を大事にすること。でないと自分を見失い、相手が怪獣人間だった場合喰われてしまいます。

 

✔︎取引相手と上手く付き合う方法が知りたい方
✔︎怪獣人間とどう出会うか知りたい方
✔︎怪獣人間の世界に飛び込みたい方

ぜひ『怪獣人間の手懐け方』を手にとって動き始めましょう!

 

 

《今回紹介した本の情報》
タイトル:怪獣人間の手懐け方
著者:箕輪厚介
定価:本体1,580円(税別)
出版社:クロスメディア・パブリッシング
目次:
第1章 [生態編]怪獣人間と何か
第2章 [獲得目的編]怪獣人間と付き合うメリット
第3章 [発見編]怪獣人間はどこにいる?
第4章 [接触編]怪獣人間は初対面が9割
第5章 [捕獲編]怪獣人間と渡り合うための掟
第6章 [手懐け編]人間関係の三角形
第7章 [人間対策編]プチ怪獣との付き合い方
第8章 [怪獣人間図鑑編]怪獣人間jはあまりにも魅力的だ