【本の要点】
- 「いつやるか?今でしょ!」は2013年「ユーキャン新語・流行語大賞」を受賞した超有名なフレーズ。
努力しているけどイマイチ結果が伴わないそこのアナタ、少し物事の考え方を「今すぐ」変えるだけで違う結果になるかもしれませんよ。 - 世の中のいわゆる「できる人」は我々凡人と何が違うのだろうか。
「あるひとつの目標への取り組み方」に絞ると、できる人は、その目標から「逆算」してやるべきことをピックアップして行動できている。
「逆算」せずに目標に向かうと、無駄なことまでしてしまったり、途中で迷って挫折してしまう。
大学入試でも、志望する学校の合格点を満たせばいいので合って、全教科”無駄に”満点を取る必要はないのです。 - 正しいことを言っても伝わらないのはなぜだろう?
それは「権威トレンド」を読み間違えているから。
伝えたい相手の「権威トレンド」を理解すれば伝わりやすくなります。 - 努力する時は、努力の仕方を一度考えてみよう。
努力する方向性、フィールドで目標到達の難易度が変わってきます。
また、その時その時の「流れ」を見定める力も大事。
流れが悪い時は、それまでうまく進んでいても、潔く撤退することも選択肢にしよう。
著者について
刺さった箇所7選
質問は「意味を考えて」すべし!
質問の本質とはいかなるものでしょうか?
①自分の考えの及ばない範囲を他人に考えさせ、その知恵を自己のものとする行為
②問題に真剣に取りくんでいる姿勢を伝えるだけでなく、深く考えていることを他人にアピールする行為
みなさん、分からないことがあったらまずどうしますか?私はググってみて、それでも分からなければ分かりそうな人に聞いてみます。
すぐに質問するタイプの人いますよね。解決は早いでしょうが、相手のことを少し考えていない気がします。
質問するってことは相手の時間を奪っていることになりますから。

私がかつて在籍していたオンラインサロンでは、「質問する時はまず自分でググって調べてみて、それでも分からなければにしてね」というルールでした。
相談に正論で返すな
相談者は多くの場合、すでに答えを用意しながら、あえて相談しているのです。この傾向は、特に女性に顕著です。
私はけっこう正論・思ったことを言ってしまうタイプ。気をつけたいと思います。

親切に思ってちゃんと答えたのに、良いように思われなければ真面目に考えたのがアホらしくなっちゃいますよねw
上手く世の中生きるってこういうことなのかな、って思いました。
仲間同士でなれあうなかれ
1人の時間を謳歌してください。そして「考える人」になって悩みに悩んでください。特に若いうちは。そうやって歳を重ねるうちに「堂々たる1人」になれば、必然的に人が自分の周りに集まってくるものなのです。そこには真の「友」もいるかもしれません。また、「人脈」と呼ばれる貴重な財産も得られるかもしれません。
林修さんは「友だちは少ない方がいい」と言っています(本書でも書かれています)。私は以前からそれ知っていまして、これが本書を読んでみようと思った理由のひとつであります。

すごく共感できます。友だちが多いと他人時間が増えますし、人間関係の悩みも生まれやすくなります。
「ひとりの時間」って貴重で、意外と皆さんそれが分かっていないイメージ。SNSで常に繋がっている時代ですからね。

スマホを置いて外を散歩しながら考えに耽るのも一興ではないでしょうか?ちなみに私は週末やっています。
5年という時間の重さを知るために手帳を使う
本当に人間が実感を持って管理できる時間なんて、5分くらいではないかと僕は考えています。一時の流れなどという遠大かつ永遠のものに、ちっぽけな人間が立ち向かったところでどうにもなるものではありません。しかし、「自分の時間」をある程度管理せねばならないのが、また人間でもあるのです。
時間は二度と帰ってきません。時間は貴重であり、無駄に使っている暇なんてないんです。

お気に入りの手帳を用意して、目標を設定してやるべきことをステップにする。毎日記録してみましょう。するといかに自分が時間を無駄にしてしまっているかが見えてくるでしょう。
相手に「伝わる」言葉を探せ
特に年を取ってくると、自分にとって絶対自信のある説明や、説教をいくつも人は携えるようになります。ところが言われる相手はどんどん変わるものですから、同じ言葉を発しているのに、以前のような効果が得られないーそんなとき「今どきの若いモンは」などと言いがちなのですが、そういうときこそよく考えてほしいのです。自分は本当に「伝わる」言葉を使っているのか、と。
「伝える」と「伝わる」は意味が違います。「伝えたつもり」だけど「伝わっていない」ことは多々あります。もちろん相手がまともに聞いていないケースもありますが、こちらが自己満的に「伝わっただろう」と満足してしまっているケースもあるでしょう。
伝えるのがどんな相手なのか、できる限り詳細に分かれば、それに合わせて有効な伝え方を構築できるでしょう。

「伝えたつもり」にならないように!
「大した努力をしなくても勝てる場所で、努力をしなさい」
林修さんは数学講師で採用されたが、各科目の講師の資料など見て、現代文の方が層が薄そうだと判断してシフトしたとのこと。

賢い努力ですよね。「いや、私はこれを頑張るんだ!」とひとつのことを変えずに取り国続けるのも良いと思います。やりたいことと自分に合っている「大して努力しなくても勝てること」が一致しているのが一番ですが、なかなかそうもいきませんよね。
一度努力を止めて周りを見渡してみてもいいのかも。
負けから学ぶこと、そして時には潔く負けること
自分の負けるレースには参加しません、だから僕は負けませんよと、本当に自信を持って言える人は、数限りなく負けてきた人なんです。
負けから学べることはたくさんあります。負けから学ぶことを繰り返したら負けなくなってくる。
素直に負けを認めよう。
3行ノート
この本を読んだ方に併せてオススメしたい本
◎「伝えることから始めよう」高田明

「伝える」と「伝わる」は違うんです。
お客さまに、伝わるべきことがしっかり伝わっていなければ、お客さまの心は動かないと思います。
「伝えたつもり」で終わってしまったら、商品を買っていただくことはできない。
それが、ラジオ・テレビショッピングを通じて、私が一番学んだことでした。
伝えるプロですよね。町の小さなカメラ屋さんから日本一有名な通販会社を創り上げました。
どうやって成長してきたか、伝える際何を意識していたかなどが分かります。
◎「時間革命」堀江貴文

時間こそは、誰もが平等に手にできる、唯一の「資産」なのである。ぼくたちは、その「投資先」をたえず判断し、その価値を最大化することに、すべてを注がなければならない。
なぜなら、その資産は「有限」であり、「ある時急になくなる」から。
仕事や会社、上司、家族など、「他人の時間」に振り回されている場合ではない。
すべては「自分の時間」を起点にするべきなのだ。
堀江さんはたくさんの本を出していますが、その中で特に好きなのがこちら。
堀江さんは「時間効率化の鬼」だと勝手に思っています。それほど時間の価値を知っている。どうやって「自分時間」を捻出するかが分かります。